ネペンテスの病気について
病気の話についてチラホラ見るので
私のなんとなくな経験的な雑説明
個人の主観バリバリ
健康な葉っぱ
・艶があり厚みがある
・日陰で育てると葉が薄くなり柔らかい
・日陰育ちの方が葉色が暗く濃い
日焼け(生理障害)
・日陰から日向に慣らさずに出すと赤く焼ける
・酷いと枯れる
・遮光するか、徐々に慣らすか
・日焼け部分は回復しないが、次に展開する新葉は紫外線に強く日焼けし難い
・3〜5月の日光が紫外線量が一番強い
・日長時間が長いのは6〜7月
・気温が高いのは6〜8月
点々(カビ)
・夏バテで抵抗力が落ちた植物が常在菌にやられた結果とか
・放置して夏が終われば収まる
・私は常在菌を否定する気はないが、うどん粉病ではないかと思っている(うどん粉病=カビ)
・うどん粉や灰色カビ病に効く殺菌剤を使うといいと思う
赤いヤツ(細菌病)
・点々と同じく抵抗力が落ちると現れるが、こちらは季節を問わない
・炭疽病、ベト病、疫病の菌ではと推測
・深刻でなければ放置で収まる
・弱い株への感染力はある
・市販のトップジン、ベンレートで収まる気がする
葉枯れ病(細菌病)
・先端から枯れる(老化ではなく)
・上の赤いヤツより厄介な気がする
・フザリウム系かな?(根拠無し)
・泥はね、水はねなど土や水で感染広がる
・葉脈に沿って侵食しながら広がる
・見た目以上に植物体内が菌で汚染されてる
・トップジン、ベンレート、ストレプトマイシン液(抗生物質)を小まめにやりたい。酷い時は灌注処理が有効
導管病(細菌病)
・先日ネペンでも発病存在を知った
・葉脈に沿って赤く反応
・葉脈の断面の半分が変色
・発病したら非常厄介
・泥はね、水はねなど土や水で感染広がる
・植物全体に菌が周り導管内で細菌が繁殖し導管機能が落ちて枯れる
・複数の殺菌剤の灌注処理とストレプトマイシン液のみ
・どの菌は分からないが、単一の菌がとどめを刺しているだろうが、複数の菌が同時に悪さしていると推測
菌核(カビ)
・菌核菌=カビ
・カビ病系最悪最凶
・腐って枯れる
・白いカビが生えるが胞子の塊は鼠色
・空気感染アリアリ
・菌核に有効な細菌剤を使うといい
・発病部位は切除し、安全な部位で挿し木し直すのがよい
突然の枯死(生理障害)
・HPゼロ
・涼しくなった秋などに起こる。真夏の過酷に耐えたのにと人間は思うが、、、
植物側は、
夏のダメージを回復にエネルギーを使う
+
涼しく快適になったので成長しようとエネルギーを使う
+
細菌にとっても快適な季節になり、病気への抵抗にエネルギーを使う
※これは植物以外でも動物でもあるある
・突然枯れるワンテンポ前の管理の改善が必要。
私はプロの病理学者じゃないので主観で書いたので正否は問わないでね。
自己責任でお願いします。
個人的な病気対策
水やりの時間
・夏は朝にタップリ、夕方は様子見て軽く打ち水
夏の日中の水やりは根腐れの原因
・冬は朝晩は避け、暖かい日中に行う
寒い時間は植物にダメージが出る
風通し
・空気の淀み=病原菌の滞留
・空気の淀み=光合成効率も落ちる=植物も弱る
・太陽光が当たるよう心がける=菌が紫外線で死ぬ=感染率減る
温度
・28度が病原菌にも一番快適温度、一番病気が発生しやすい温度
・夜間25度の熱帯夜が続くと病気が発生しやすい
・夏場に病気や調子を崩した株は夜間だけでも涼しい場所に移動させよう。理想は20度位。
病気の株は必要に応じて隔離や処分
・手に追えないと感じたら燃えるゴミへの勇気も必要
肥料
・個人的には病気中に窒素系肥料はタブーだと思う=窒素養分が病原菌の養分にもなる=病気の悪化
・普通の植物は肥料不足でも植物の体力落ちて病気に負ける可能性はあるが、
ネペンテスは成長が遅く貧栄養で育つ植物なので養分がある程度少なくて大丈夫だと思う
・健康な時に肥料を上げて可愛がるといいと思う
農薬
・28度以上の高温時は避けましょう
・農薬もそれぞれの菌に対して得手不得手がある
症状(病斑)を見ながら使い分けが理想
・分からない時は、オールマイティに効くトップジン、ベンレートがおすすめ
酷い時は抗生物質○○マイシンを併用
・予防薬はサンボルドーなどボルドー系(銅剤)が万能かつ耐性菌がうまれ辛い、ただし治療能力はない、感染拡大防止に役立つ
・トップジン、ベンレートも万能だが耐性菌ができやすいのと高温時の使用は薬害の恐れあり
トップジン、ベンレートの耐性菌にはゲッターが有効
ゲッターの耐性菌にはニマイバーが有効
ゲッターは安いがニマイバーは高い
一般の人がどんな農薬が手に入るか分からんが、
オーソサイド、ジマンダイセン、リドミルゴールド、アミスター、ストロビーもありだと思う
個人的なお話
農薬は必要最低限が理想
農薬に頼るより病気が発生しない環境作りが重要だと思う。
農薬使いたいけど、ネペンテスの病気の原因菌名が分からないんだもん。有効な薬剤がどれか分からん。
そもそも土や空気には菌類がウヨウヨしてるからね。完全な殺菌、無菌なんて無理。
悪い菌にやられる前に空間を無害な菌で満たす方が有効な気がする。
茸のボタ木にいる菌糸や納豆菌、イースト菌とか有効活用するといいさ。
椅子取りゲームで例えると、悪い菌に座られる前に、善玉菌が座れば病気が発生しないって考え。
ある方のお話では、農薬でも今までは乳酸菌が有効と言われていたが酢酸菌の方が有効だってさ。
以上
当面ブログは書かんぞ。ネタ無いし。書くの疲れる